亜鉛を利用し二日酔い対策に使う10の豆知識

二日酔いってなぜ起こる?

まずは亜鉛と二日酔いとの関係性の前に、二日酔いのメカニズムを紹介したいと思います。お酒を飲むと起こる二日酔い、その仕組みを知らない方も多いのではないでしょうか。

 

お酒にはアルコールが含まれており胃腸で吸収してから肝臓に運ばれます。このときにアセトアルデヒドという物質に分解され、さらに酢酸に変わり、最後は水と炭酸ガスとなり尿から排泄されていきます。

 

二日酔いの原因はアセトアルデヒドが発生するためで、この物質は体に有害なためさまざまな不快な症状を引き起こします。アルコールが完全に分解されるためには少なくて1時間前後、長くて8時間くらいかかるといわれています。

 

また、ほかにも脱水症状や低血糖などを引き起こし、血液中のアルコール濃度により悪酔いしたりもします。お酒を飲むとトイレが近くなると感じられると思いますが、このときに適度な水分補給をしなければ体は脱水状態となります。尿と一緒にミネラルも多く失い、体の機能が低下して不快な症状が現われることもあります。

 

さらにお酒を飲めば低血糖になるため、肝臓や筋肉に蓄積されているグリコーゲンが多く使われます。その結果低血糖に陥るときに起こる体のだるさなどを感じられます。

二日酔いを避けるために食べる

お酒の席が多いと気になるのが翌日の二日酔いでしょう。できるだけ二日酔いにならないようにするには、飲みながら食べるのが最適な方法となります。何も食べずにお酒だけを飲む方法は避けるようにしましょう。
 
おつまみにはアルコールの代謝を助ける栄養素が多いものが使われています。例えばチーズやお肉、魚などのたんぱく質が多いメニューです。お酒を飲んで低血糖になり体に蓄積したアミノ酸を消費しにくくしてくれたり、亜鉛も多く含まれアルコールの分解を助ける酵素の働きにも関係しています。

 

おつまみには焼き鳥や冷奴、チーズ料理などたんぱく質が多いメニューが多いのも理にかなっています。アルコールを飲めば酵素が多く使われ亜鉛の消費量も多くなってしまいます。食品にはできるだけたんぱく質や亜鉛の多いものを選びましょう。

 

あまりお腹がすいていないならナッツ類が最適です。ビタミンEがアルコールの代謝を助け、亜鉛も同時に補給しやすくなります。食事時にお酒を飲まないならナッツをおつまみに用意しておきましょう。

 

ほかにもビタミンCも消費量が多くなるため、フルーツの盛り合わせを一緒に食べたり、野菜料理で補ってみてください。ビタミンCは亜鉛の吸収も良くする便利な栄養素です。

 

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二日酔いのために亜鉛が必要な理由

亜鉛は必須ミネラルのため毎日摂取しなければならない栄養素です。さらにアルコールの分解にも関係しているため、お酒をよく飲む方は積極的に摂らなければなりません。
 
アルコールは分解され体外に排泄されますが、この分解には多くの酵素が活躍しています。この酵素を正常な働きにするのが亜鉛となります。つまりアルコールを分解するためには酵素と亜鉛の2つが無ければ上手く働かないということなのです。

 

年齢と共にお酒が弱くなったと感じられるのも、この亜鉛の摂取量と大きな関係があるといわれています。もともとのアルコール分解能力は生まれつきのもので変化することはありません。しかし亜鉛の摂取量は年齢と共に低下する傾向があります。

 

なぜなら、亜鉛は小腸からの吸収がもともと少ないミネラルで、年齢と共に腸の機能が悪くなり、さらに吸収率が低くなってしまうからです。高齢になればなるほど亜鉛の体内濃度が低くなり、必然的にアルコールに弱くなったと感じられてしまいます。

 

お酒が弱くなった、二日酔いしやすくなった、飲んだ翌日の回復が遅いと思ったら亜鉛不足も疑う必要があります。若い頃にお酒を飲んでも翌日には回復できていたのは、お酒に強かったわけではなく、アルコールを分解する酵素と亜鉛の量がしっかりあったからです

亜鉛を摂ればお酒に強くなる?

もともとお酒に強い人というのはアルコール分解酵素が生まれつき多くなっています。これは体質によるもので生涯変化することはありません。親から受け継いだ体質が左右し、お酒を頑張って飲んで鍛えても生涯変わることは無いため注意しましょう。

 

しかし、このアルコール分解酵素を多く持っていても、亜鉛が無ければこの酵素は正しく働くことはできません。お酒に強くなるために見逃されているのが亜鉛となります。お酒は飲んで鍛えるのではなく、もともと持つアルコール分解酵素の働きをしっかりとサポートすることが大切です。

 

お酒に強くなりたいと思ったら、積極的に亜鉛が多いおつまみを食べましょう。もともとのアルコール分解酵素の量は何をしても変わらないのですから、それを最大限働かせることが一番重要だといえます。

 

若い頃に何もしなくてもお酒がしっかり飲めると感じる人は、生まれつきの体質でアルコールを分解する酵素が多く、さらに規則正しい食事を心がけ亜鉛もちゃんと摂取できていたことになります。若い方は亜鉛の吸収量が良いためバランスの良い食事を心掛けるだけで二日酔い対策とすることができます。

 

30代や40代になってくるとお酒が弱くなったと感じるのは、小腸からの亜鉛吸収量が落ちるからです。食事で補いきれないならサプリメントを活用する方法もおすすめです。

お酒をよく飲む場合は亜鉛

もともとアルコール分解酵素が多い方でも、お酒の量が多くなれば当然亜鉛の摂取量も不足してしまいます。アルコールを分解するために多くの亜鉛が消費されるためで、一般の摂取量より多くする必要があります。

 

サラリーマンの方で接待の席が多い方、お酒を扱うお店で働いている方などは積極的に亜鉛を摂取しましょう。お酒の飲み方によっては食事では不足してしまうため、サプリメントなどで別途摂取するようにしてみてください。

 

また、お酒を毎日欠かさず飲む方も一般の人より亜鉛の消費量が多いと考えられます。亜鉛はアルコールを分解する酵素だけでなく、体のいたるところで働く様々な酵素とも関与しています。毎日アルコールを分解するために多くの亜鉛が消費されてしまうと、ほかの部分の酵素が働かなくなります。

 

亜鉛は二日酔い対策だけに摂るのではなく、全身の体調管理にも役立つものです。何となく最近疲れやすくなった、皮膚が弱くなった、風邪をひきやすい、食事の味がわからないなどの症状がある方はアルコールで亜鉛の消費量が多いと判断できます。

 

これらの症状は年齢的な問題や体力が落ちているなどの原因とされやすいのですが、実はお酒を多く飲み亜鉛の量が足りていないだけかもしれません。

 

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